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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

マッチアップの楽しさ Part1

2021/05/14

こんばんは。ご無沙汰しています。コーチの赤井です。

今週末は、いよいよトップリーグのSemi Final、準決勝ですね!

準決勝2試合のうちの第1試合、トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs パナソニックワイルドナイツの試合に、立命館大学ラグビー部、唯一のOBとして2018年度キャプテンだった古川が出場します。

元NZ代表キャプテンK.Readを始め、錚々たるメンツの中、スタメンを勝ち取りました。すごいですね。先週は先発だった、同じポジションの現AUS代表のM.Hooperを抑えてですから、チーム事情もあるでしょうが、すごいですね(2回目)

 

さて、それはさておき、題名にもある「マッチアップ」の意味ですが、これは色々な意味合いがあると思いますが、今回はラグビーの試合において、自分と同じポジションの相手という意味で使っています。いわゆるトイメンです。トイメン集中です。全集中です。

ラグビーの場合、同じ背番号というよりは、向かい合う相手の意味合いで使う事が多いです。例えば1番だとスクラムを組むトイメンの3番11番だと相手トイメンは14番になるので、14番がマッチアップの相手になると言った具合です。

今回、古川は7番でオープンサイドフランカーです。トイメンとなるパナソニックの7番も同じくオープンサイドフランカーとなる皆さんご存知、日本代表の布巻選手。

そうです、同じ東福岡出身の7番対決です。古川にとっては憧れの大先輩との初めてのマッチアップです。

この写真、2017年、古川が2回生のシーズン終わりの時にパナソニックに出稽古に行った時の写真です。意外にもこの時に初めて布巻選手とはちゃんと話したそうです。

この時は古川もまだ可愛げがあったので、キラキラした目で布巻選手にアドバイスをもらっている姿が印象的でした。布巻選手は当時から、すでに日本代表でもパナソニックでも中心選手でした。かたや古川はまだ大学2回生。この当時の古川からしたら、対戦するなんて夢のまた夢だったでしょう。

 

ところが、あれから4年の歳月を経て、ついに初対決が実現します。

 

この4年の間に古川は翌年3回生シーズンを棒に振る大怪我を乗り越え、4回生で大活躍、トヨタでも1年目からメンバー入りするなど着実にキャリアを重ねてきました。一方、布巻選手はサンウルブズや、最終で落選したものの2019年W杯メンバーにも遜色ない経験、実力を兼ね備えてきた事でしょう。

 

そんな2人の対決、私は本当に楽しみです。実際の試合では、派手な接触はなくとも、地味にブレイクダウンで対決したりと何かと競争はあると思います。私も古川や布巻選手と同じポジションだったので、ブレイクダウンでの勝負を特に楽しみに見たいと思います。

 

いやー、楽しみです。おそらく古川自身も相当ワクワクしてる事でしょう。

現役を退いてもうだいぶ経ちますが、このワクワク感、たまらなく好きでした。

今でも印象に残っているマッチアップの当時の気持ちは思い出せるほどです。

明日の試合はその憧れていた先輩に胸を借りるといったような行儀の良いことは言わずに、持ち前の積極性を前面に押し出して頑張ってもらいたいですね!

 

頑張れ古川!