2020/10/06
4回生になって、ふと思う回数が多くなった気がします。
食堂からの帰り道あとどれくらいこの道を皆んなで歩けるのだろうか
あとどれくらい皆んなでアホできるのだろうか
試合に勝って喜んだり
くだらない話で盛り上がったり
朝まで呑み明かしたり
用もないのに同じ部屋に集まってゴロゴロしたり
あとどれくらいできるのだろうかと
楽しかった思い出ばかりが懐しく感じますが、つらい時間も多く経験してきました。
そんな僕の4年間を振り替えりたいと思います。
ラグビーに出会ったのは中学時代で、「最後までやりきる」という父との約束のもと始めて、気づけば10年間も続けてきました。
高校は部員が足りないようなチームだったことから、強いチームでやりたいという思いで大学でも続けることを決めました。
中学高校では、試合に勝つというより楽しんでラグビーをしていた気がします。
入部当時は芝生のグランドや充実したウエイト施設、常時いるコーチ陣、トップレベルの選手達とプレーできることへのワクワクと関西に馴染めるかというドキドキを抱えていたのを覚えています。
けど入部後すぐに肩を怪我し、1年間ラグビーができない日々。
復帰後の二回生ではDチームで多くの日々を過ごしました。
これまで経験したことのなかった競争を実感し、試合に出れない日々は本当につらく、ラグビーが楽しくない時期もありました。
上に上がれないつらさから、スポ推組には勝てないかな、同期にエグいのいるからなぁとか言い訳をしていたこともあったし、結果が出ないのを周りの評価のせいにして、文句ばかり言っていました。
そんな腐りかけてた自分でしたが、仲間がいたからこそ諦めずにここまでやって来れました。
同じ境遇でも負けずに頑張ってるやつ、上のチームで大きな責任を抱えて戦っている同期。
皆んなの姿を見て、自分も負けてられるかと熱くなれ、皆んなと一緒に練習するため、試合に出るために本気になれました。
同期に負けたくない一心でニュージーランドに留学し、帰国後の三回生時には、Aチームで試合に出場することを果たし、中学高校時代に一度も勝つことの出来なかった慶應にも勝つことができました。
切磋琢磨してきた仲間がいたからこそ本気になれ、辛い練習も乗り越えられた4年間でした。
共に悔しがり、共に励まし合い、生きてきた笑顔の日々。
共に立ち上がり、共に喜び合い、支え合う涙の日々。
仲間と過ごした日々はかけがえのないものです。
僕はそんな同期や後輩、仲間が大好きです。
だからこそ皆んなともっと長くラグビーを続けるために全力を尽くします。
今年は皆んなが色んなことを犠牲にして、チームのためにつらい時間を共有してきました。
これを乗り越えて、皆んなで笑えるように、1番美味い酒が呑めるように最後までやりきります。
関西優勝するために
自分たちの4年間を証明するために
庄司を勝たせるために
全力を尽くします。
まだ公式戦でAチームのジャージは着れていません。
最後まで狙います。
応援よろしくお願いします。
田邊憶音