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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

「ラストイヤーにかける想い」鈴木孝昌

2025/11/11

中学から始めたラグビー人生も、ついに10年の節目を迎え、幕を閉じようとしています。日を追うごとに、残された日数の少なさに寂しさを感じます。
小学生の頃はサッカーに夢中でしたが、父に連れられてラグビーの試合を観に行くことも多く、自然とラグビーに触れる機会が増えました。二人の兄がラグビーをしていたこともあり、なんとなく自分もラグビーをするんだろうなとは思っていました。

そんな軽い気持ちで始めた中学時代は、監督にしごかれ、走って走って、吐いて、また走るような毎日でした。きつい練習が多かったのですが、その分試合では多くの成果を収めることができ、純粋にラグビーを楽しんでいたなと感じます。一方で高校時代は、一戦一戦勝敗の重みを痛感し、理不尽な毎日が続く中で、きつくて辛くて何度も辞めたいと思うこともありました。そんな弱い自分でしたが、中高の苦しい日々が私を強くしてくれたと実感しています。そして大学進学の際には、悩むことなくラグビーを続ける方針で考えていました。というかラグビーしか選択肢がないほど、自分の人生の大半をラグビーに捧げていました。

入部当初は両肩の手術を終えてリハビリからのスタートでした。不安と焦りが入り混じる日々が続き、できることも限られているので、用具の準備などできることを必死で探していたのを今でも覚えています。一回生から活躍している同期たちを見て、「早く一緒にラグビーしたい!」という歯がゆい気持ちに駆られながら、地道にリハビリを乗り越えてきました。だからこそ、復帰してからどんなにきついことがあっても、同期やみんなとラグビーができる喜び、楽しさの方がずっと大きかったです。そして日々の練習、日常の中でも同期のラグビーに対する熱意や姿勢に圧倒され、刺激を受けました。その刺激が自分自身の成長を後押ししてくれたと確信しています。そんな同期たちには感謝でいっぱいです。
そして、ここまで何不自由なくラグビーを続けさせてくれた両親には感謝してもしきれません。遠くから毎試合欠かさず応援に駆けつけてくれました。恩返しになるかはわかりませんが、残りの試合も全力でプレーし、少しでもその期待に応えたいと思います。

秋シーズンも残りわずかとなってきました。開幕早々怪我をしてしまい、目の前のことで精一杯な自分に不甲斐なさ、悔しさを感じる毎日です。チームとしても苦しい状況が続いていますが、最後まで諦めることなく「to WIN」を体現し、日頃より応援してくださる方々、OBや保護者の方々、そして全部員の想いを背負って、残りの試合全力を尽くして勝ち切ります。

鈴木孝昌

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