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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

「ラストイヤーにかける想い」内藤心耀

2025/11/08

私がラグビーを始めたのは幼稚園の頃でした。
それから高校を卒業するまで、ラグビーをしていなかった期間は中学受験の数ヶ月だけで、私にとってラグビーは「日常の一部」でした。

 

高校に入ってからは、1年生の時に3年生が引退したタイミングでメンバー入りし、スタメンまで上がることができました。
しかし次第に優秀な後輩たちに追い抜かれていきました。体を大きくするために1日7合の食事を取り、ハードな練習にも必死に食らいつきましたが、夏の合宿では疲労が限界を超え、毎試合のように吐いていました。この時には両親にさまざまな心配をかけてしまったと思います。
それでも再びAチームのスタメンに戻ることを目指して、勝つために努力を重ねました。

それでも結果は届かず、100回大会記念の関東枠を懸けた決勝戦では東海大相模に敗れ、私はスタンドからその光景を見ていました。
ここまで努力を重ねていろいろな人に迷惑をかけても、最後の試合にメンバーとして立てなかった。その現実はあまりにも重く、「もう本気のラグビーはしたくない」と思いました。

 

浪人中は、今までラグビーを理由におざなりにしてきた勉強に力を入れ、ラグビーから完全に離れました。
そして立命館大学への進学が決まった際、高校の先輩である野々村さんに連絡を取りましたが、その時は入部を断りました。
しかし、父親の説得や、入学後に他のサークル活動などを見てラグビーをしない生活を想像していく中で、「もう一度だけラグビーに挑戦したい」という思いが湧き上がり、再び野々村さんにお願いして入部しました。

 

入部後、同期のプレーを見て衝撃を受けました。
強烈なタックルを繰り出し、U20日本代表候補にも名を連ねる選手たちを目の当たりにして、「自分は本当に下手だ」と感じました。
また怪我が連続してチャンスを得ることができず、心が折れそうになる時期もありました。
それでも、同じように下のチームからAチームを目指して努力する同期の姿に支えられ、ここまで戦い続けることができました。

4回生では別府合宿で今まであまり話す機会がなかった島や大本の考えや思いを聞いて今年の目標「関西制覇」に貢献できるようにAチームに上がりたいという思いがより一層強くなりました。

 

現在は下のスコッドにいますが、残りの試合、これまで支えてくれた仲間や家族、そして自分自身に胸を張れるよう、全てを出し切って終わりたいと思います。

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