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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

「ラストイヤーにかける想い」前川瑞帆

2025/11/15

この4年間を振り返ると、ここでは書ききれないほど色々なことがありましたが、チームをサポートする立場でありながら多くの人に支えられ、松本さんやこのチームにたくさんの成長する機会を与えていただき、本当に自分にとって有意義な時間でした。

入部当初、ラグビーのルールもトレーナーとしての知識も何もなかった私にとって、困難の連続でした。1回生の頃は、先輩に言われたことをこなすことに精一杯で、それすらもうまくできない自分に嫌気がさすことも何度もありました。自分の行動がチームに迷惑をかけてしまうのではないか、ミスをしたらチームに迷惑をかけてしまうのではないかと、何もできなかった1回生の自分が考えすぎかもしれませんがプレッシャーに押しつぶされそうな時期もありました。
そんな時期を乗り越えられたのは、「先輩方のようなトレーナーになりたい」と思わせてくれた彩名さんや集さんの存在があったからです。0から全てを教えてくださり、私を育ててくださったことに心から感謝しています。また、同期のトレーナーである彩がいつも悩みを聞いてくれたこと、颯汰や蓮二がよく話しを聞いてくれたこと、それが私にとって大きな支えになりました。
そして、上回生になってからトレーナーをまとめる立場となりましたが、私の性格上思っていることを言葉で伝えることは苦手で、決してしっかりしているとは言えず忘れっぽいところもあり後輩たちに迷惑をかけたところもあると思います。なにか先輩として残せたことはあるのかあまり自信はありませんが、優秀な後輩たちは自ら学び、いつの日か私自身が後輩たちの存在に支えられていた気がします。この1年個性豊かな6人の後輩たちに私自身も色々なことを学ばせてもらい、支えてもらいました。ほんとうにありがとう。
この存在があったからこそ、私はここまで続けることができたと思います。本当に沢山の人に感謝の気持ちでいっぱいです。

4回生になってから今日まで、関西制覇を目標に過ごした日々は本当にあっという間で、この生活が終わることに少し寂しさを感じています。
下回生の頃の私は4年間あっという間だったなんて絶対思えないだろうと思っていたので自分でもびっくりです。
今の正直な気持ちは、すごく悔しいです。
私の自慢の同期たちなら、本気で選手権に行けると信じていたし、この4年間見られなかった景色を見せてくれると心から思っていました。
この1年間、島と颯汰を筆頭にチームが勝つために試行錯誤してきました。部活外の時間もチームのことを考え、時には私の悩みも聞いてくれて、チームのために全力を尽くしてきた2人の存在。そして、飲みに行ってもラグビーの話しかしないほどラグビー愛にあふれ、グラウンドでも真剣に練習に打ち込む同期たちの姿をずっと近くで見てきました。
だからこそ、本当に悔しいです。こんなことを書いていいのか迷いましたが、これが今の私の正直な気持ちです。
それでも、私たち4回生は最後まで勝つことを諦めていませんし、島が私たち4回を集めて言ってくれた「関西制覇という目標は最後まで変わらない」という言葉の通り最後まで諦めず闘います。
残りの数試合、全てのカテゴリーで必ず勝ちに行きます。私は、選手が最善の状態で試合に挑めるように、最後まで全力でサポートします。
残りの試合も、どうか最後まで応援よろしくお願いいたします。


そして最後に、両親へ。この4年間経済的な面でもしんどかった時もたくさんの場面で支えてもらいました。いつも私のやりたことを尊重してくれて自由にやらせてくれ、応援してくれました。
こんなに恵まれた環境を与えてくれた両親にはほんとうに感謝しかありません。ありがとう。

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