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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

ラストイヤーにかける想い-石岡泰一-

2026/07/27

みなさん、こんにちは。

日に日に暑さも増し、夏合宿の記憶が蘇る今日この頃ですが、今年は例年よりも一足早く””これ””を書く時期となりました。

 

ここまでの3年間、読む側だったこの「ラストイヤーにかける想い」をとうとう書く側になってしまったことに時の流れの早さを感じるとともに、なんだかえも言えぬ感情になっています。
石岡泰一です。

 

毎年、先輩方の「ラストイヤーにかける想い」を読むたびに自分の番が来た時にはどんなことを書こうかと思い描いていたものの、いざ自分の番が来るとなると、何を書けばよいのか難しく頭を悩ませています。

 

ただ、頭を悩ませていても仕方がないので、ご挨拶もほどほどに、これまで見てきた先輩方の形式になぞらえて、まずは自身を振り返っていきたいと思います。

 

私の大学でのラグビーは困難の連続でした。正直に言うと、これまでのラグビー人生の中で最も楽しくない4年間だと思います。

 

1年目、私は入部早々に大学ラグビーのレベルの高さを痛感しました。今まで北海道という狭い舞台でしかラグビーをしたことがなかった自分と、全国の舞台で活躍して来た選手達とでは見えている世界が違うなと感じました。具体的には、プレッシャーがかかった場面での状況判断やプレイ選択の精度と早さ、プレイの引き出しの幅に明確な差を感じていました。当時の私は、そういった自分に足りない部分ばかりに目がいってしまい、自分のプレイに自信を持てなかったことで、結果的に遠慮がちになっていました。そのため、自分の良さを出すことができていなかったと思います。

今も、中には自分に自信を持てなかったり、ついつい遠慮がちになってしまって、悩んでいる選手がいると思います。そういった選手こそ、自分の良さや得意なプレイに目を向けて、いかに自分の良さを引き出すかを考えながらプレイしてほしいなと思っています。

 

2年目はかなり厳しい1年間でした。春に怪我をしてしまい、その怪我をダラダラと引きずり秋シーズンの途中まで復帰することができず辛い期間を過ごしました。復帰後もなかなか試合への出場機会を得られず落ち込んでいた状況で様々な要因が重なり、本当にラグビーが楽しくなく感じていました。毎日、練習に行くのが憂鬱な状況でこれ以上ラグビーを続けることに意味があるのか。このままラグビーを惰性で続けて卒業した時にラグビー部だったことに誇りをもつことができるのか。本気で部活を辞めようかと思い悩んでいました。

(4回生・石岡泰一)

 

そんな状況の中で私は、自分がなぜラグビーをしているのかを立ち返って考えました。もちろんそこには様々な理由がありました。ただ、やはり一番の理由は「ラグビーが楽しいから」というシンプルなものでした。しかしながら、当時の私は負の感情に呑まれラグビーを楽しむことを忘れていました。このことに気がついた私は、ラグビーの競技的な側面に囚われずに、楽しさや人としての成長、他者との関わりなどのスポーツが持つ、より本質的な価値を享受することを自身がラグビーに取り組む上での最大の意味として定めました。その上で、「人と比べるのではなく、昨日の自分と比べる」「昨日より少しでも成長する」という心構えに変えることで気が楽になり、前向きにラグビーに取り組むことができるようになったと思います。

 

3年目はここまでの大学ラグビーの中では一番、楽しく感じた1年間でした。前年に考え方を変えラグビーを楽しむことを重視していたことや、回生も上がり以前より遠慮せずにいられるようになったこともあり、少しずつ試合で自分自身の良さを表現できるようになっていたと思います。大きな自信は決してなかったのですが、チームの中で自分自身が貢献できる役割や、発揮できる強みに気がつくことができ、以前よりも自信をもってプレイできるようになりました。その結果、ここまで秋シーズンの試合でcoltsのスタメンにすらなったことのなかった自分が、この年の秋シーズン最終戦でJrカテゴリーのスタメンとして出場することができました。

(4回生・石岡泰一)

 

結果だけ見ると大きく成長した1年に見えるこの年ですが、私からするとスキルや身体能力はここまでの2年間と比べてほとんど変わりないと思っています。変わったのは心持ちと戦い方でした。このことから私が伝えたいのは、例え今、下のカテゴリーでプレイしていたとしても、心持ちや考え方や時の運などの少しの要素でチャンスは巡って来るということです。このチャンスを掴めるかどうかが重要です。「そのチャンスを掴めず挫折した奴が何を偉そうに言っているんだ」と言われるとは思いますが、なかなか評価されずに苦しんでいる下回生は挫けず頑張ってほしいなと思っています。

 

4年目、過酷だった就活を終え、部活動に復帰した自分を待っていたのは厳しく受け入れ難い現実でした。就活でしばらく練習に参加できていなかったため、また1から少しずつ頑張ろうと言う思いで取り組んでいたのですが、なかなか思うようにはいきませんでした。まず、これまで主に12番としてプレイしてきたのですが、春シーズンを通して一度も12番としてプレイできませんでした。不慣れなポジションで不慣れなメンバーとプレイすることの難しさを感じながら、少しでも自分の良さを出そうとプレイしていました。しかし、試合で今まで通りプレイしてもカテゴリーは落ちていく一方でした。加えてチーム状況などの要因も重なり、モチベーションも落ちていきました。

その結果、私がこれ以上選手としてプレイすることが、自身にとってもチームにとっても意味のあることだとは思えなくなりました。もちろん、最後まで選手としてやり切ることは価値のあることです。ただ、当時の私は今後選手を続けることで得られる価値以上に、選手を辞め別の決断をすることで得られる価値の方が大きいのではないかと感じており、苦悩していました。悩みに悩んだ末に先日、私は選手を辞め学生スタッフとしてこのチームに関わっていくことに決めました。

 

この決断に対して、甘えや逃げなどの否定的な印象を持つ方も多いと思います。実際、同じような状況でも続けてきた同期や先輩方、怪我などの影響でプレイできない部員がいる中でこのような決断をした以上、そう思われても仕方がない部分が大いにあると思います。
そんな中で、私の活動を一番に応援してくれていた両親は、私の悩みを理解し、寄り添ってくれました。決断したことを伝えた際も、私の弱さを受け入れてくれました。このように、常に私の幸せを思い、支えてくれた両親には感謝しても仕切れないと感じています。普段はなかなか面と向かって感謝を伝えることができていないので、改めて最大の感謝を伝えます。

ここまで、自身を振り返りつつ思いを綴ってきました。強い初田(2026年卒・Panasonic)先輩のようにカッコいい生き様ではありませんが、私は自分の決断に後悔はありません。私は弱虫ですが、これからも弱虫なりに強く生きていきたいと思います。

 

ここまで、想像以上に長々と書いてしまったので、伝えたいことが伝わっているかはわかりませんが、以下は今後の意気込みといったところを書いていきたいと思います。

 

現在チームは夏合宿を目前に控え、秋シーズンへの準備を着実に進めていく段階にあると思います。例年であれば、ここからシーズンが深まっていくにつれてチームの一体感は薄れていき、良いチームとは言えない状態になっていきます。
今年は、例年とは少し違ったチーム体制を取ることが決まっています。このチーム体制はやってみなければわからない部分も多いのですが、場合によってはチームの分断を助長し、チームとしての一体感を大きく損ないかねない体制だと感じています。加えて、春シーズンチームとしての成績があまり振るわなかった中で、秋シーズンに結果を残すためには、選手の努力はもちろんのこと、チームを上手くまとめ上げ、モチベーションを高く維持し続けることが重要だと思います。

(4回生・久保田慧、三浦遼太郎、石岡泰一)

 

このような中で、私にできることはたかが知れていますが、できることに精一杯取り組んでいきたいと思います。現状BKの指導者が非常勤的で、三浦がBK全体を見なければいけない状況が多いです。そのため、まずは三浦のサポートに回り少しでも負担を減らせるように努めていきたいです。

 

最後にはなりますが、まだまだ至らぬ点も多く弱い私を、受け入れていただけると幸いです。

石岡泰一

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