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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

「宝物」髙山晃樹

2020/12/01

こんにちは。
高山晃樹です。
私の4年間で感じたこと、得られたことについて書かせてもらいます。
私は4年前、立命館大学体育会ラグビー部に選手として入部しました。
大学ラグビーというカテゴリーでとてもしんどい中、仲間と共に日々の練習に取り組んでいました。私自身、自宅生ということもあり他の選手と比べても朝が早く帰りも遅いという中で、心が折れそうになった時も多々ありました。しかし、同期の仲間とラグビーする時間やオフに遊びに行く時間など、しんどいことよりも楽しいことが多かったため、今でもこうしてラグビー部の一員として活動ができているのかもしれません。
そんな私の4年間の学生生活で、大きな出来事が2つあります。
1つ目は共に過ごした仲間の退部です。これは私だけではなく、4回生の皆んなも同じことを感じているかもしれません。退部をした仲間は様々な理由があったかもしれませんが、やっぱり入部した当時の仲間全員で卒部を出来れば良かったかなと、唯一の後悔かもしれません。しかしその仲間と過ごした時間はとても私にとっては大切な物でしたし、試合に応援しに来てくれる姿や久し振りに再開した際には、とても楽しい時間を過ごせることができ、場所は違えど、「ラグビー部の一員なんだ」「大切な仲間の1人なんだ」と感じることができます。
仲間という存在は、私にとって4年間で作られた掛け替えの無い宝物だと感じます。もちろん、その人だけではなく同期や先輩、後輩も大切な宝物です。
2つ目は私自身の選手から学生スタッフへの転向です。私は3年間選手をしてきましたが、試合に出場をした記憶は少ししかありません。理由は怪我が多かったからです。私はラグビーに入部してから復帰までに長い時間がかかる怪我を数えられるだけでも5回しています。復帰をするたびに怪我をしてしまい、試合などにはあまり出場することができませんでした。そのような経緯や最高学年になった時に怪我をしてしまったことから選手から学生スタッフへ転向をしました。今振り返ると怪我をしたことは全て自分のせいだったと強く感じます。
学生スタッフへの転向の話はさておき、私が選手から学生スタッフへ転向し、感じたことについて書きます。
まず初めに感じた事は、学生スタッフの仕事についてです。学生スタッフは、選手よりも活動時間はとても長いです。活動時間が長いからとはいえ選手よりもしんどいということではありません。けれども学生スタッフは練習の準備や片付け、試合の手配、選手のケア、映像作成など沢山の作業をしています。選手からスタッフに転向し、間近でスタッフの働きを見た時に、普段からこんなに時間をかけて作業しているんだと感じたのが率直な思いでした。そして私自身、これからこの作業をしていかなくてはならないんだとプレッシャーにもなりました。
そして1年間で感じた事は、学生スタッフにとってチームが試合に勝つことが1番の喜びだということを感じました。この思いは、選手の時にはあまり感じることができなかったことであり、また学生スタッフの思いというものを間近でみてきたからこそ得られたことであり、選手から転向し、その思いを改めて感じる事が出来ました。
私は選手として入部したため、もちろん試合には出たかった思いもありました。しかしその思いは今は実現する事は出来ません。けれども選手に託す事はできます。私は学生コーチとして2ndのメンバーを主に指導しましたが、選手が試合に勝ち、笑顔で試合を終える姿を見ると、喜びや次の試合へのモチベーションなど様々な感情が芽生えました。また昨年、私も出場し負けてしまった同志社col戦に勝てたとうい事は、選手の自信にもなったと思いますし、私もとても嬉しかったです。
つまり上記から何が言いたいかというと、選手には、学生スタッフやコーチの方など様々なサポートがあり、そして試合に出場した時には様々な人の思いがあるということを感じてほしいです。また選手から学生スタッフへの転向は決して悪いことではなく、この経験が私にとって大きな宝物になったという事です。
長いようで短かった4年間も今週の試合で終わってしまいます。
私は4年間で上記の2つ以外にも様々な経験をさせて貰いました。そして多くの宝物を作れたラグビー部、仲間にはとても感謝しています。
最終戦まで残された時間は短いですが必ずチーム一丸となり勝利を手にし、最高の笑顔で4年間の終止符を打ちたいとおもいます。
日頃から立命館大学体育会ラグビー部のご支援・応援をありがとうございます。私たち4回生は今週の試合が最後になりますが、ラグビーは来シーズン、また次と繋がっていきます。これからも変わらぬご支援・応援をよろしくお願いします。
4年間を表すには、まだまだ沢山の事がありますが、私がその中でも感じた2つの事について書きました。長文でありましたが最後まで読んでいただきましてありがとうございました。