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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

「綺麗事じゃない。」小野壮大

2020/11/06

「トレーナーとしてのやりがいは何ですか?」
1月から本格的に始めた就職活動の面接で最も多く聞かれた質問です。僕の答えはいつも
「勝って喜ぶ選手たちの姿を見ること」
でした。

あたかも良い人を演じるための就職活動用の答えに聞こえるかもしれません。しかし、これは僕の本音です。

僕は親や兄の影響で、中学校からラグビーを始め、高校まで続けました。しかし、自分の実力を考え、大学の体育会でラグビーを続けることは諦めました。

しかし、ラグビーは好きだったため、大学ではサークルでラグビーを続けました。サークルで日本一になろうと思っていましたが、周りとの温度差を感じ、辞めました。そんな時、本気の仲間と本気で何かをやりたいともう一度思うようになりました。そして、高校の先輩を通じて、2回生の春から体育会ラグビー部にトレーナーとして入部しました。

トレーナーとして入部してからは、サークルに入っていた頃生活から180度変わりました。授業後はすぐ部活に行き、部活が終わるのは午後9時、疲れ切って家に帰ってから気付いたら寝てるそんな日々でした。
そんな日々の中で、2回生のある時
「自分は何のためにこんなにも時間と体力をを使っているのだろうか」と考えるようになりました。
選手のように試合に出るという目標もなく、チームが勝っても光を浴びることはない。毎日、何のためにこんなに疲れて、自分の時間を犠牲にしているのだろう。そう考えると、トレーナーとしての日々が少し嫌になりました。他にもっと充実した時間の使い方は無いのか、親にお金を払ってもらっているのにこんなことをしていていいのだろうか。考えれば考えるほど、辛くなりました。

そんな悩みを抱えるある日、グラウンドでめちゃくちゃキツそうな顔をして一生懸命練習している選手の姿が目に入りました。
「そんなにキツイのに頑張れるのか」
その時に気付きました。このチームの選手は立場や実力関係なく全員が本気でラグビーをしているのだと。本気で全員が勝ちたいと思ってラグビーを頑張っている。そして、この選手達が試合に勝って本気で喜んでいる姿が僕にとっては宝物であり、チームの勝利のために自分にできることを全力でやるんだと決意しました。

だから、どれだけ練習や試合の準備が大変でも、毎日5時半起きの合宿でも乗り越えてこれました。どれだけ朝早くても、夜遅くても毎日楽しくて楽しくて仕方がありません。このチームの選手が試合に勝って喜ぶ姿が見れれば、どれだけ大変でもいい。そう本気で思っています。

冒頭の質問に対する答えを、綺麗事だと言われたことがあります。
でもあの答えは僕の本心です。本気でそう思っています。僕が毎日どれだけ疲れ果てても、試合に勝って喜ぶ姿が見れれば何でもいい。
だから僕の答えは綺麗事じゃない。
そう言い切れます。

こう思えるのは立命のラグビー部だからこそかもしれません。いつも舐めた口を聞く生意気な後輩や、1年遊んでいた僕を受け入れてくれた同期、いつも優しく声をかけてくれていた頼もしい先輩方。僕のことを支えてくれている下回生のトレーナー、仕事が出来すぎる学生スタッフ。本気でラグビーを楽しんで、本気で選手を支えるスタッフがいる。そんな立命のラグビー部が大好きで、このチームのみんなと勝って喜びたいと強く思います。

 

庄司率いる今年のチームはきっと関西優勝を成し遂げてくれると思います。このチームの選手ならグラウンドで思いっきり暴れてきてくれます。この立命の選手達なら必ずやってくれます。その時に本気で喜ぶ選手達の顔を楽しみに、毎日疲れ果てるまで全力で支えていきたいと思います。

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからも立命館大学ラグビー部の応援よろしくお願い致します。

小野壮大