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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

小藤大洋コーチの退任挨拶

2022/05/15

いつも立命館大学体育会ラグビー部へのご支援、ご指導を誠にありがとうございます。

この度は、2020年度に卒部されて院へ進学されてからも、学生へ丁寧にご指導をして下さった小藤大洋コーチが退任されました。

退任の言葉をお預かりしましたので、この場を借りて皆さまにお伝えさせていただきます。

コーチを退任することになりました、小藤大洋と申します。
4年間は学生として、1年間はコーチとして立命館大学ラグビー部にお世話になりました。
この度は、納会などでOB・OGの皆さまや保護者の皆さまにご挨拶する機会がなかったので、ブログでの挨拶に代えさせていただきます。

自分は2年生までは選手として、残りの2年は学生コーチとして、卒業後の1年はバックスとアタックのコーチとして立命に在籍しました。
(なぜコーチになったか、知りたい人は昔のブログを見て下さい)

立命でコーチをした3年間は、とても高いレベルのコーチング経験を積めた3年間でした。
高校時代花園に立っていた選手、1stジャージを着るAチームの選手が、ぼくの言葉に耳を傾けてくれました。
花園にも、1stジャージにも、全くもって手が届かなかった、ぼくの言葉にです。

言葉というのは不思議なもので、同じことを言っても話す人が違うだけで、聞き手への影響力が変わってきます。

ラグビーで言うならば、話し手がコーチで聞き手が選手ですね。

「選手が自分の言葉に耳を傾けてくれるためにどうしたらよいのか?」

これは自分がコーチをする中で、最も苦労した壁であり今後も直面する課題だと思っています。

では、有名な選手だったから聞き手は耳を傾けるんですか?
トップリーガーだからですか?
日本代表だからですか?

ぼくは「姿勢」であると思います。
立命ではAttitudeという言葉をよく使いました。

「経歴がない=いいコーチになれない」
と思われないようにコーチになってからは自分の「姿勢」にこだわりました。

ラグビーに対しての姿勢。
選手に対しての姿勢。
チームに対しての姿勢。
貪欲に学び続ける姿勢。
そして、ひとりの人間としての姿勢。
ぼくが意識していただけで、どのくらい行動に現れていたかは分かりませんが。

 

ぼくは立命に来て、とてもたくさんの繋がりを得ました。感謝しています。
立命で出会った、ぼくが尊敬する人たちは「姿勢」がカッコいいし、そんな人たちに憧れます。

今後、チームに残る学生たち。
みんなは「良い姿勢」を取れていますか?
周りの人がカッコいいと思う「姿勢」ですか?
高校の同期に。地元の友達に。
自慢できるような「姿勢」が取れているか見つめ直してほしいです。

ラグビーできる環境は当たり前ではないし、当たり前が無くなる可能性は誰にでもにあります。
今の環境へ感謝をして、自分の大学生活とチームに向き合って欲しいです。
しっかり自分にベクトルを向けて。
向き合った結果が選手かスタッフかは分からないけど、「良い姿勢」のみんなを見れることを楽しみにしています。

 

最後に、感謝したいことは沢山あるのですが、2つだけ書かせて下さい。

同期のみんな。
ぼくの同期がみんなじゃなかったら、コーチできていないと思います。
全然だめだめだった、ぼくの言葉に耳を傾けてくれて、受け入れてくれてありがとう!
みんなのいない1年は淋しかったよ!

赤井さん。
ぼくが初めて赤井さんに「コーチの勉強したいからNZ留学させて下さい」と言ったときに、笑わずに本気で話しを聞いてくれて、ありがとうござました。
あの時に赤井さんにNOと言われてたら今の自分はなかったです。
ラグビーも人間として大事なことも勉強させていただきました。本当にありがとうございました。

他にも感謝を伝えたい人たちはたくさんいます。是非、会った時に直接伝えさせて下さい!

ぼくのように「立命に来てよかった」と心から思ってチームを出て行く学生が増えますように!

 

小藤コーチ、これまで学生に対して熱心にご指導いただき本当にありがとうございました。コーチが退任されることは本当に寂しいことではありますが、これまでご指導いただいたことを胸に飛躍していけるよう、部員一同取り組んで参ります。いつでもグラウンドに来てください。お待ちしてます!

次のステップでも頑張ってください。

 

立命館大学体育会ラグビー部