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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

ラストイヤーにかける想い-金本亮斗-

2026/07/30

ラストイヤーにかける想い

毎年、この「ラストイヤーにかける想い」を楽しみに読んでいました。
先輩方の文章を読みながら、「自分の番が来たら何を書こう」と何度も考えていましたが、いざその日が来ると、書きたいことが多すぎて何を書けばいいのか分からなくなりました。

結局、自分の番が来る前日まで悩み続け、この文章を書いています。
明日にはみんなが読んでいるんだろうなと思うと、不思議な気持ちです。
みんなが自分自身のラグビー人生を書く中で、僕は少し違った視点で、この4年間で出会った仲間への感謝と、後輩たちへの想いを書こうと思います。
少し長くなりますが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

 

僕はこの4年間で、二度ラグビー部を辞めようと決意しました。

 

一度目は一年生の時です。
高校2年生からラグビーを始めた僕は、愛媛県の小さな高校から立命館大学に入学しました。
目の前には、高校日本代表や全国で活躍してきた選手ばかり。
YouTubeやテレビで見ていたような選手たちが当たり前のように隣でプレーしていました。
憧れと同時に、自分との差を痛感しました。
練習についていくのも必死。
さらに、体重を増やそうと必死に食べ続けていましたが、ソイプロテインのアレルギーに気付かず、約3か月間飲んでは吐く生活を繰り返していました。
理工学部の勉強も忙しく、朝はウエイト、昼は授業、夜は課題。
寝る時間もほとんどない毎日でした。
気付けば、「もう辞めたい」。
そのことしか考えられなくなっていました。
そんな時、僕は今のキャプテンであるよしかわだいちに「辞めます」と伝えました。
正直、その時何を言われたのかはあまり覚えていません。
でも、一つだけ覚えていることがあります。
それは、「絶対辞めるな」。
その言葉だけでした。
何度も連絡をくれて、家にまで来てくれました。
当時は「しつこいな」と思っていました。
でも今思えば、あそこまで本気で向き合ってくれる仲間がいたから、今ここに立てています。
本当にありがとう。

 

そして伊藤ゆうたさん(2024年卒)。
怪我をしても弱音を吐かず、誰よりも後輩に優しく接する姿を見て、「自分もこんな先輩になりたい」と思いました。
学部が同じで、四国出身という共通点だけでご飯に連れて行ってくれたり、悩みを聞いてくれたり、本当に救われました。
ありがとうございました。

さらに一年生の納会で福江せんたろうさん(2024年卒)が言っていた言葉があります。
「帰り道のような、しょうもないことですら思い出になる。」
当時は深く考えていませんでした。
でも今、この文章を書きながら、その意味がようやく分かりました。
何気ない帰り道。
意味のない会話。
ふざけ合った時間。
そんな当たり前の日常こそ、一番大切な思い出になります。
だから後輩のみんなには、練習だけじゃなく、何気ない時間も大切にしてほしいです。

(4回生・金本亮斗)

 

二度目は今年の6月でした。
ずっと追いかけ続けてきた榎本匡志さん(2026年卒)が引退し、就職活動も終わり、自分の中で一つ糸が切れました。
春シーズンは怪我や熱中症が続き、思うようにプレーできない。
気持ちも切れてしまい、「今の自分はチームに必要ない」と思うようになりました。
同期にも迷惑をかけたくない。
キャプテンのだいにも心配をかけたくない。
そう思い、もう辞めようと決めていました。

そんな時でした。
近藤四海が家に来てくれました。
普段そんなことを言うタイプじゃないのに、
「もうちょっと頑張ろうや。ここまで一緒に頑張ってきたやん。」
その一言で目が覚めました。
ここまで一緒に汗を流してきた仲間と、最後まで戦いたい。
そう思えました。
この4年間で一番の財産は、ラグビーではありません。
苦しい時も、楽しい時も、隣で支えてくれる仲間に出会えたことです。
だから後輩のみんなにも、一生付き合える仲間を作ってほしい。
同期だけじゃなく、先輩とも後輩とも壁を作らず、150人という大きなチームだからこそ、一人でも多くの仲間と関わってほしいと思います。

(2回生・廣岡凜太郎、2026年卒・榎本匡志、4回生・金本亮斗)

 

後輩へ
僕は4年間、ほとんどを下のカテゴリーで過ごしました。
だからこそ、今そのカテゴリーで苦しんでいる後輩に伝えたいです。
「このチームじゃ嫌だ。」
「自分には才能がない。」
そう思う日もあると思います。
でも、そこで諦めないでください。
毎日一つでも目標を持ってグラウンドに来ること。
昨日の自分より少しでも成長すること。
それを積み重ねれば、必ず自信になります。
僕自身、それがもっとできたんじゃないかという後悔があります。
だからこそ、みんなには後悔してほしくありません。
卒業するその日まで、僕にできることがあるなら、全力で力になります。
そして最後の一年、みんなとコルツリーグ優勝を本気で目指します。
その夢は4回生だけでは叶えられません。
後輩のみんなの力が必要です。
全員で、一生忘れられない景色を見に行きましょう。

(3回生・田中京也、4回生・吉川大智、近藤四海、金本亮斗)

 

母へ
最後に、お母さんへ。
ここまで本当にありがとう。
片親として、たくさん苦労をかけてきたと思います。
それでも一度も僕の挑戦を否定せず、「やりたいならやってみな」と背中を押し続けてくれました。
10年間続けた剣道を辞め、高校から突然ラグビーを始めた時も、本当は心配だったはずです。
それでも笑顔で送り出してくれました。
泥だらけになった練習着を毎日洗ってくれたこと。
どんな時も味方でいてくれたこと。
全部覚えています。
大学でもラグビーを続けさせてくれて、本当にありがとう。
来年からは社会人になります。
今度は僕が恩返しをする番です。
これまで迷惑をかけた分、少しずつでも返していきます。
普段は照れくさくて言えないけど、
本当にBIGなありがとう。

 

最後に
この4年間は、決して順風満帆ではありませんでした。
何度も辞めようと思いました。
何度も苦しみました。
それでも最後までここにいられるのは、支えてくれた仲間がいたからです。
だから僕は、最後の一年も最後まで上のチームを目指し、憧れ続けた榎本匡志さんの背中を追い続けます。
そして、このチームのために、自分にできることを最後の最後までやり切ります。
残された時間は決して長くありません。
だからこそ、一日一日を大切に。
立命館大学ラグビー部で過ごせて、本当に良かったと胸を張って言えるラストイヤーにします。
立命館大学ラグビー部の応援よろしくお願いします。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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